都会に「昆虫ホテル」

ノルウェーの首都オスロにあるオーラ・ナル公園に、昆虫のための宿泊施設、「インセクトホテル」が誕生したそうだ。都市開発に伴い、コンクリートやアスファルトが増える一方で、昆虫が卵を産み付ける場所となる枯れた木材や廃材などが減少。動物や昆虫の生息地が減少する中、オスロ市が初の「昆虫のためのホテル建設」に着手することとなったという。廃材を利用した昆虫のための棲み処は欧州の鉱塩で増加しつつあるそうだが、北国ノルウェーではまだ広く浸透していないという。
5月22日は国際生物多様性の日であり、その一環として、オスロ県は今年は昆虫ホテルの建設に取り組むことになったそうだ。緑あふれる公園でホテルはオープンされた。のこぎりなどで木材を切り、工事に携わった建設者は市内の高校生たちだという。
極寒のオスロの冬を乗り越えられる昆虫は少ないという。春にできるだけ多くの卵を産み付けられるように、都会の中心地に昆虫ホテルを建設することは、生態系を守ることにつながるという。初めての県営昆虫ホテルということもあり、どのような種類の昆虫が引っ越してくるかはまだ分からないそうだ。
昆虫のためのホテルという発想がユニークだが、生態系を守るためには必要なアイデアなのだろう。どんな昆虫が”宿泊”しにくるのか楽しみだ。

火災が少なかった熊本地震

熊本地震では、震災による被害こそ大きく土砂崩れなども起こっているが過去に起こった阪神淡路大震災や、東日本大震災に比べ火災は少なかった。
火災が起きたというデマが出回ったこともあったが、実在したのは16件だったという。あれだけの地震被害を受けながら、あまり火災が起きなかった理由とは何なのか。
専門家の分析によると、地震の発生時期や時間、通電設備の耐震性が大きく完成しているという。
熊本と同じく海のない阪神淡路大震災では、古い木造家屋が集まった地区を中心に大規模火災が起きた。
また、東日本大震災では、津波によって海に漏れたタンクの石油や船の燃料が、がれきに着火した。
これらの地震は1月と3月という多くの家庭が暖房器具を使っている時期に起きており、朝と正午ということで電気を使う家庭の多い時間だった。
一方熊本は、住宅が密集しておらず、発生した時間帯は4月で前震が夜、本震が深夜と暖房器具や電気を使っている家庭が少なかったため火災も起きにくかったとされている。
さらに、これまでの震災をうけてガス管は震度5程度で自動停止するようになっているところが多かったためガス漏れによる火災を防いだとされている。
阪神淡路大震災では、通電の復旧作業後に、スイッチが入って倒れたままの暖房機器などから出火した「通電火災」も起きていたことを受け、九州電力では、被災地を通電再開を知らせる広報車で巡回し、倒壊した家屋と電柱をつなぐ電線を切るなどもした。
通電火災を防ぐには、避難する際ブレーカーを落とし、戻ったあと電気機器類を確認してからブレーカーを入れるといいという。
過去の経験を活かし、ガス管や暖房器具の設備が改善されているのは良いことだ。今回の地震からは何を学べるだろう。